2019年12月21日

飛田新地の独自ルールや業務内容を理解しよう！

飛田新地の求人内容を見てみても、「料亭」「貼りみせ」「お茶やお菓子を出す」など、風俗のお仕事では理解できない業務内容や独自ルールがあります。
飛田新地で働くには、特殊なエリアなので「料亭」のルールを理解するのが必須。
デリヘルやソープランドを経験としている方でも、その独自の文化・システムに驚かれることが多いようです。

ここでは、飛田新地の独特な業務内容やについて詳しくご紹介します。

飛田新地は「料亭」の扱い

飛田新地はかつて日本最大級の遊郭があった場所です。
日本ではかつて公で売春行為が認められていた遊郭が日本各地で存在していました。

東京にある吉原もその中のひとつですが、飛田新地もかつて飛田遊郭があった場所です。
当然今の日本の法律では風俗業界は売春はもちろん、本番行為も禁止されています。

そのため、かつての遊郭があった場所はソープ街などへ形を変えて、現代日本の風俗街として歴史を続けています。
遊郭をそのまま売春行為を行うわけにはいけません。
ですから飛田新地にあるお店が全て「料亭」として、「飛田新地料理組合」に加盟し料亭と体裁を変え営業しているのです。

日本全国のソープでは、お風呂に入りに来たお客様が女性の個室で自由な恋愛を楽しむ、という体で営業されています。
飛田新地も同じで料亭にきたお客さんと女の子の間で行われる自由恋愛という名目で営業を行っています。
大正時代から続く飛田新地は、今でも「料亭」という独自の風俗文化を持っています。

従業員を募集するさいも「ホステス」さんおばちゃんは「お運びさん」として募集しています。

張り見世を行う

飛田新地はいずれも料亭として営業していますのでホームページやSNSなどインターネット上でお店の情報を公開しているところはないです。
一般的な風俗店のように女性の写真をホームページであらかじめ見ることもできません。
料亭へ行って他の風俗店のようにパネル写真が用意されててお客さんが写真をみて選ぶということはできません。

では、どのようにお客様が女性を指名するか？といえば、「張り見世」です。
張り見世とは料亭の玄関口に女性がメイクして、笑顔やアイコンタクトで道行くお客様の呼び込みを行う方法のことです。

隣に「お運びさん」としておばちゃんと呼ばれる年配の女性がいておばちゃんと一緒に呼び込みを行います。
お客さんとの値上げ・値下げの交渉もおばちゃんが行います。
交渉が完了したら指名されたことになり接客します。

張り見世は同じ女性が常時行えるわけではなくその日出勤している女性が交代で行います。
指名されたら２Fで接客を行います。
指名されなくて交代したら待機となります。

数十分で交代するのでしっかりとアピールする必要があります。

お仕事の流れ

飛田新地の仕事内容は至ってシンプルなので、未経験者でも問題なく働けます。
が冒頭でも述べた通り独特のお仕事内容になります。
それではお仕事内容について見ていきましょう。

張り見世

化粧を済ませて衣装を決めたらお店の玄関で張り見世にでて客引きをします。
やり手おばさんはお客様へ声かけでの呼び込みも行います。
５～１０分程度で交代するのが一般的です。

吹き出し

最初は緊張し笑顔がぎこちなくなってしまうと思いますが満面の笑みで手を振ってください。

二階で料金説明

客引きができたらお客様と２Fへ
お客さまにコースを選んでもらう＆料金を頂戴します。
1階に戻ってお茶とお菓子の詰め合わせを持っていきます。

「すこしまっててね」とお客様に待っていてもらっている間、女性はトイレで「洗浄」を行います。
飛田新地は料亭のため、シャワーなどの設備はありませんがトイレで女性が洗浄を行うための温水が出るホースが用意されています。
しっかり洗浄し終わったら、お客様のところへ戻ります。
なお、シャワーがないため、お客様もシャワーを浴びるのではなく、ウェットティッシュなどで拭き取るだけです。
ウェットティッシュで拭いて、ゴムをかぶせたら布団の上でサービス開始です。

最短15分の場合は7～8分ほどの接客時間になっています。この短い時間で、お客様に気持ちよくなってもらわなければいけません。